最高速度についての解説
最高速度とは、移動中に到達する最大の速度のことです。
位置決めや搬送設計では「どれくらいの速さまで上げる必要があるか」を決める重要な指標になります。
一般的な台形速度プロファイルでは、
加速 → 等速 → 減速 の順で動作します。
ストローク(移動距離)と動作時間が決まっている場合、
最高速度は次の関係で決まります。
- S:ストローク
- T:動作時間
- ta:加速時間(減速時間と同じとする)
※加減速時間が長いほど、最高速度は低くなります。
加速度についての解説
加速度とは、速度がどれだけの速さで変化するかを表す値です。
単位は通常 mm/s² や m/s² が使われます。
加速度は最高速度と加速時間から求めることができ、次の関係になります。
- a:加速度
- Vmax:最高速度
- ta:加速時間
加速度が大きいほど短時間で速度が上がりますが、
その分モーター負荷や振動が大きくなるため注意が必要です。
計算例
条件
・動作時間:1.0 s
・ストローク:500 mm
・加速時間:0.2 s
・減速時間:0.2 s
① 等速時間
等速区間の時間はT−(加速+減速)=1.0−(0.2+0.2)=0.6s
② 最高速度
Vmax=1.0−0.2500=0.8500=625mm/s
③ 加速度
a=0.2625=3125mm/s2
まとめ
・最高速度:625 mm/s (0.625m/s)
・加速度:3125 mm/s² (3.125m/s²)
補足
・加速時間と減速時間が長いほど、最高速度は低くなるが、動作時間は長くなる。
・加速度を大きくすると、必要トルクが増加する
・実設計ではモーター容量・振動・停止精度も考慮が必要

